元気なワンコにオゾン療法
オゾン療法は一度このコラムでもご紹介しました。
https://charcoal-gray.com/column/465/
私は、『日本医療・環境オゾン学会』という会に所属しています。
この学会は、人医療・獣医療・オゾン機器メーカーなどが集まって、オゾンの疾病治療と予防医学などへの応用、オゾンによる清浄・快適環境の創造、及びオゾン利用の安全性について研究するとともに、会員相互の交流・研修を行い、適切なオゾン利用の普及に努めることを目的としている学会です。
先日、来年のこの学会誌へのコラム的なページの執筆の機会をいただきました。
論文ではなく、自由記述というか、難しいことは書かなくでも大丈夫な感じだったので、何を書こうかと考えて、私がここ数年行っている、『元気なワンコに施しているオゾン療法』について書かせていただきました。
数年前から、一人の飼い主さんのご縁が始まりで、ほぼ月に1回、その飼い主さんが経営している喫茶店にアジリティ仲間のワンコ達を集めてもらい、オゾン療法を施しています。(今は通常往診の数が増えてしまったので、こういった機会を増やすことは難しいので、エリア外の方は、ちゃこーるぐれい店舗で行うカウンセリング日をご利用くださいね)
通常、私が往診で行っているオゾン療法は、足腰の衰えてきたシニアのワンコのケアや、ガンの補完治療、慢性腎不全や各種慢性疾患の補完治療、免疫系のトラブルなど治療目的で行っていることが多いのですが、スタート当時は、まだ現役でアジリティ意を行えるような元気なワンコ達のサポート、という目的でした。
一番集まってきたときは、7~8頭いたでしょうか。
喫茶店ということもあり、施術後はお茶タイムもあって、飼い主さんといろいろ情報交換をさせてただいたきました。今も現在進行形で続いています。
さて、元気なワンコに継続的にオゾン療法を行うとどうなるのか。
【より一層元気になるんです(^-^)】
スゴイです、オゾン療法。
『ほかの兄弟犬と比べて明らかに自分の犬の方が若々しい』とか、
『オゾン療法をした後は明らかに元気が良い』とか、
『毛艶がすごくいい』とか、ほかいろいろ。
私はかかりつけ医ではないので、基本的には直接西洋医学的な治療をすることはないのですが、食事のアドバイスや日常管理、サプリメントの話など、治療後のお茶タイムには自分ができるアドバイスはさせてもらいました。
オゾン療法を継続的に行うと、全く病気が出てこないかと言われるとそうでもなく、何年かすると腫瘍ができたり、免疫系の病気になったり、慢性腎不全を患ったり。。。
でも、そんな状況でもみんな元気なんです♬
腫瘍ができてもご飯食べるし、腹水が貯まったのに(オゾン+αの治療もしましたが)完全に治癒したり、膵炎から完全回復したり、腎不全で数値が上がったのに一旦正常に落ち着いちゃったり。
オゾン療法などの代替医療への理解が難しい獣医師もまだ多いようなので、オゾン療法を行っていることを伏せている飼い主様も多いため、かかりつけ医が首をかしげるほど。私だって、かかりつけ医だったら首をかしげるよなーっていう回復力を見せてくれています。スタート当時からずっと今も継続的に行っているワンコは少なくなってしまいましたが、まだ継続で通わせてもらっています。
もっと多くの動物病院で取り入れれば、元気になるワンコが増えて、飼い主さんにも喜んでもらえるのに、ってオゾン療法で元気になるワンコを見るたびに思います。
そんな思いから、ちゃこーるぐれい店舗でもオゾン療法が行えるようにしています。オゾン療法は”治療行為”になるため、獣医師にしかできないものなので、日程は限定されますが。
店舗で行うオゾン療法も、病気を患って治療中で補完医療の一環として行うこともあれば、シニアの年齢になってまだまだ元気だけど病気のリスクを下げたいので、とか、いつまでも元気でいてほしいので、という目的で行うワンコもいます。
やはり、【元気なワンコ】にオゾン療法をすると【もっと元気なワンコ】になることが多いみたいです(^-^)
往診エリア外であったり、わざわざ往診を呼ぶほどの病気を患っているわけでもないワンコさん達も、お店に来てもらって、おやつを買いがてら治療を受けてみてもらってもいいんじゃないかな、って思っています。
安全性が高く手技も簡単。
即効性&持続性があり(1回行うと2週間くらい作用していると言われています)、全身に作用して様々な疾患に対応できる、こういう治療がもっと広がるといいですよね。