還元電子治療器 導入しました
ちゃこーるぐれいでは、新しいケア機器を導入しました。
【還元電子治療器】と言います。
ちょっと難しく聞こえますが、簡単に言うと
【体内にマイナスイオンを大量に送りこむ機器】です。
【酸化】という言葉がありますが、【酸化】はサビること。
鉄が酸化するとサビが出る。
リンゴの切り口が酸化すると茶色くなる。
【酸化】の反対が【還元】になります。
健康のために【抗酸化対策】が必要と言われますが、この【抗酸化対策】とは、【酸化】しないようにすること、もしくは【酸化】した細胞を【還元】することを言います。
【抗酸化対策】というと、
例えばビタミンCを取る
水素を取り込む
植物に含まれるポリフェノールなども抗酸化物質になります。
どんな物質も、【酸化】【還元】【抗酸化作用】を発揮するときに、【電子】のやり取りをします。
【酸化】した物質(サビたもの)に【電子】を与えると【還元】されて【抗酸化】になる(サビを予防する)。
この機器は
【大量のマイナスイオンを体内に送り込む】というより、正確には【大量の電子を体内に送り込む】
というものです。
滝ツボに行ったり森林浴などをすると、空気が澄んでいて、リラックスできますよね。
こういう空間には大量の【マイナスイオン】が漂っているわけです。
マイナスイオンとは【水分子】に【マイナスの電子】がくっついている状態のこと。
この【マイナスの電子】だけを大量に体に取り込ませることができる器械です。
実はこの器械、人領域では医療機器として認められていて、導入している人のクリニックでは保険適用で利用できる、厚生省も認めている治療器になります。
保険適用として利用できる項目は【頭痛】【肩こり】【不眠症】【慢性便秘】。
一見するとマイナスイオンとは関係ないような気がしますが・・。
この器械で期待できる効果が、【血流の改善】【リラックス効果】【免疫力アップ】です。
血流が改善することで、全身のコリ症状が軽減し、
リラックス効果(=副交感神経が優位になること)により睡眠の質が上がる。
副交感神経優位になることで、便秘解消にも期待ができる。
ということなのだと思います。
免疫力アップについては、免疫力(白血球のバランスは抗酸化の数値)を機器の使用前後でデータ解析し、継続して使用を続けている人において、ちゃんと変化がみられていることが確認されています。
ペットに利用すると、何がいいの???
私は2023年の初めから往診先で必要な患者様にこの治療器を使っています。
たぶん、獣医療でこの機器を使っているのは私だけなので、経験のお話しかできませんが、
・19歳のネコさん。便秘で苦労していたのですが、週2回のペースで利用して改善し、全身のQOLも上がった。
・15歳のネコさん。慢性腎不全で週2回点滴治療をしていたのですが、点滴をしながらこの治療器も併用していたら、週1回の点滴でも充分にQOLが維持でき、実は9月からは点滴治療も還元電子治療も休止をしています(要は何もしていない)が、1か月過ぎても元気で食欲もある。
・お腹の中にがん(と思われる大きな腫瘤)があるネコさん。ステロイドの反応も悪く、投薬を止め、1週間に1回、この治療器にのるだけの治療。食欲も回復し2か月ほどで残念ながら亡くなりましたが、直前まで元気に過ごすことができました。
・自己免疫性の病気で熱が下がらないボーダーコリーさん。さまざまな治療を行っていましたが思うように効果が出ず。この治療器を使用し始めてから平熱に戻りました。
・原因がはっきりしない発熱のシニアの大型ワンコ。意識がもうろうとしている状態でしたが、点滴などの治療と併用して治療器を使用したら、早期に回復が見られました。
・がんを患ってターミナル期に入ったワンコ。この機器を使用することで睡眠の質があがり、気持ちよく寝れるようになりました。
使用方法はいたって簡単。
電極版の上に20分乗るだけ。
落ち着かなくて長時間上に乗っていられない子は、バンドを使って体に巻き付けてもOK。
ネコさんなど、長時間の保定が難しい場合は、キャリーにいれてキャリーの下に敷いてもOKという、とても簡便なものです。
電極が熱くなったりすることもなく、ビリビリすることもないので、ほぼストレスなく使うことができます。
私はオゾン療法や水素ケアなど、さまざまな治療を日常の診療の中で組み合わせ往診診療をしています。
この還元電子治療器は(オゾン療法や水素ケアもそうですが)、病気を【治す】治療とまでは言えないのですが、どんな子でも行ってあげることができるのと、いままでオゾン療法や水素ケアだけでは満足いく改善が見られなかったケースでも、飼い主さんの満足度が上がる、すばらしいケア機器だなと感じています。
人のほうでは、時々使うよりも毎日使ったほうがより効果を実感できる機器なので、メーカーさん経由でレンタルも可能です(ただレンタルの場合は、一度獣医師の診察が必要となります)。
大きな病気を抱えているペットのサポートや、シニアさんの日常ケアの一環として、幅広くご利用いただけると思います。
ぜひ一度お試しくださいね。