獣医師コラム

「セルフメディケーション」記事一覧

水素オタクの私~水素灸編~

”水素”って面白くて。
私は、往診車に水素吸入器・水素サプリ・水素灸、そして、通常の点滴を水素点滴にすることができる機器まで積んでいます。

最初は、水素吸入器を重症の腎不全のワンコの点滴をしながら吸入させたら、翌日からびっくりするほど元気になって、すっかりその魅力に取りつかれた感じなのですが。

その後も老衰のシニアさんが、新陳代謝が落ちてきて四肢の末端が冷えてきて意識も混濁気味だった子が、水素吸入することで元気を取りもどしてしばらく治療不要になったとか、ガンの闘病している子が水素吸入をすることによってQOLが向上したとか。
エビデンスを・・・と言われると一介の往診獣医にそれを確立することはできませんが、明らかに水素は元気の元になると確信しています。

そんな中で、手軽で面白いのが水素灸。
これは、容器の中で化学反応を起こして水素を発生させ、容器の底に開いている細かい穴から出てきた水素を皮膚から吸収させるものです。

水素の代表的な効果は
◆悪玉活性酸素の消去
◆毛細血管の血流の改善

です。
活性酸素は、痛みや炎症のもとになるもの。
なので、痛いところに当ててあげると急性の痛みであれば場合によっては『即座』に反応が見られます。
毛細血管が広がることで血流が改善します。冷えは万病のもと。
血流が上がり暖かくなることでリラックス効果が得られます。

以前、16歳のシニア柴さんが、腰を傷めたみたいで立てなくなったとのことで、確かに腰の一点を軽く押すと悲鳴をあげてしまうので、その上に10分間水素灸を当てると、終わった瞬間に歩き出しました。

筋力の落ちたシニア犬が、おそらく寝ているときに腕の一部が軽く圧迫されていたことでリンパの流れが悪くなって、手が浮腫んでしまったのですが、肩から腕先まで10分間水素灸を当てたら、直後に浮腫みがかなり改善♪

あと、慢性下痢で苦労しているワンコが、お腹に水素灸を当てることで改善したり、食むらがある子が水素灸を当てることで食欲が上がったり。
お腹を温めるって、大切なんだなーって思います。

もともと人用の施術用品なので、人でも使えます。
両目に当てると眼精疲労が楽になって、終わった直後の視界が明るくなるとか、肩こりがひどいときに肩に10分当てると肩がすっごく楽になったりとか、膝を傷めて曲げにくくなった母が使ったら膝を曲げやすくなったとか。ばね指にもいいということで、義妹に使ってもらったら、直後の指の曲げ具合が改善したりとか。

水素は濃度が高いと水素爆発ということが懸念されますが、水素自体は地球上の気体の中で最も生体に安全と言われています。
体内に入った過剰分は呼気として排泄されます。
原子番号1番なので、もっとも小さい原子のため、飲めば胃腸から、吸えば肺から、皮膚に当てれば皮膚から吸収でき、全身を巡ってくれます。
人でいうと水素風呂に入ると、全身の皮膚から吸収できますので、全身の血行が改善され、身体がポカポカします。

いずれも店舗で販売もしていますし、オンラインショップでも購入できます。
水素灸はぜひ一度、飼い主様が体験すると効果がわかりやすいと思いますよ。

水素セラピーしっかりセット(約33回分・消耗品は追加購入可能)
https://www.charcoal-shop.jp/product/38

ハイケアバス(スプーン1杯で水素風呂に♬)
https://www.charcoal-shop.jp/product/353


メタトロンと筋膜リリース

私はメタトロンでのカウンセリングをおこなっています。
メタトロンは、知名度上昇中の波動測定器。
ヘッドセットを身体に付けるだけで、全身の細胞の【周波数の乱れ】を可視化する、なんとも不思議な量子学の世界だけど、やってみると皆さんが【面白い~】と言ってくれる機器。
この機器は、出てくる結果の解釈の仕方が施術者によって様々なので、私は獣医師の観点から、気になることをお伝えしています。

その機器で全身を見ると、例えば足腰が弱ってきたシニアさんや、何らかトラブルを抱えている子でも、その理由が違っているのだということが類推できたりします。
・関節の周波数が乱れている場合。
・血流やリンパの流れが乱れている場合。
飼い主さんがあまり気にしていなくても、局所の足の部分に乱れが見えた場合、『そういえば最近この足を気にしているかも・・』もみたいなことがわかったりします。

今日も、メタトロンカウンセリングで体表の筋肉や、特定の足の血流や関節の周波数の乱れが見えました。
【そういえば最近、なんとなく全身が浮腫んでいる感じがするんです・・】というお話が。

医学的に言う【むくみ=浮腫】なので、心臓病からくる全身の循環不全など指で押しても戻らない明らかな病的なものを想像しがちですが、実はワンコも人と同じレベルの【むくみ】が起こっているんです。
私達が【長時間立ち仕事してるとふくらはぎが浮腫むわ~】みたいなレベルです。
一見すると気にならないけど、毎日触っている飼い主さんはその違和感に気づく。

そんな時の強い味方、【メディセル筋膜リリース】(^-^)
これまた、当店で大人気の施術機器です。


インスタではよくご紹介させてもらっていますが、特殊なプローブで全身を軽く擦っていくだけで、筋膜の癒着ははがれ、全身の血流やリンパの流れが良くなりますので、むくみ解消にも役立ちます。
スタッフも沢山のワンコの施術をこなしていくうちに、ワンコのむくみのビフォーアフターも手の感覚で分かるようになってきたとのこと。
当然、毎日触れている飼い主さんもビフォーアフターを体感してもらるので、とても満足していただけます。

今回も、メタトロンのカウンセリングから筋肉や血流の乱れを類推して、それによる飼い主さんのむくみの心配ごとが聞き出せたおかげで、メタトロンのあと、そのままメディセル筋膜リリースも試してもらいました。

施術後、気になっていたむくみも改善が見られたようですし、メタトロンで検出されていた、血流の乱れが大きかった特定の足の部分。この分をメディセルで施術すると、とっても硬くてリンパの流れが悪くなっていることをスタッフでも体感できたそう。
施術後は、元気にドッグランを利用してもらえたとのこと。
シニアに差し掛かる年齢になってきたワンコさんでしたので、これからも定期的にメディセルを利用してケアを続けてもらえたらなーと思います。

メタトロンで【病気】とは呼べないレベルの【未病】を検知して、それを【メディセル】で未病のうちに改善させる。。。

私は、【病気を治すためのケア】ではなく【病気にならないためのケア】を目指してこの店を作ったので、こういった形で上手に利用してもらえてとても嬉しくなりました。

メタトロンは獣医師によるカウンセリングになりますので、月2~3日の設定で完全予約制。
メディセル筋膜リリースはアプリからも予約が取れますし、店舗の状況次第では当日でも行える場合があります(スタッフの人数の関係で当日だとできない場合もありますのでご予約が確実です)。
どちらも、一度試すと【すご~い♬】【おもしろ~い♬】となります。
ぜひ一度お試しくださいネ。

”パテラ”って何?

当店で良くお聞きするお悩みの一つ。

『うちの子、パテラになっちゃたんです~(涙)・・・』

【パテラ】って何?

これ、正確には病名ではなく、【パテラ(patella)】=【膝蓋骨】。

この膝蓋骨・・・“膝のお皿の骨“が脱臼している状態を【膝蓋骨脱臼】と言い、それが略されて巷では【膝蓋骨脱臼】=【パテラ】と言われています。

膝蓋骨は、正常な場合は膝の骨の溝にハマっており、タテとヨコの靱帯で支えられています。

肢を曲げたり延ばしたりするときに、膝蓋骨はその溝をタテにスライドすることで、膝の関節をスムーズに動かす手助けをしています。
それが、“なんらかの理由で“定位置から外れしてしまうと、膝の関節がスムーズに動かないので、痛がったり、びっこを引いたりします。

小型犬は主に、ヒザの内側に外れるので、【膝蓋骨内方脱臼】と言います。
大型犬は、外側に外れることが多く、この場合は【膝蓋骨外方脱臼】です。
トイプードルやパピヨン、ポメラニアンなどが多くみられる犬種ですが、他の犬種でも起こります。

生まれつき膝蓋骨を支えている靱帯が緩く、ペットショップからおうちに来る段階ですでにユルユルしている場合もあれば、日常生活の中で、外れやすくなる場合も多いです。

今は、ほとんどのお宅の床がフローリングです。
犬の足は見て分かるように、肉球からは立派な爪が出ており、スパイク靴のように、土の地面を踏みしめるのに適した構造であって、ツルツルの床だと滑りやすくなります。極端なイメージでいうと、私達が普通の靴でスケートリンクを歩く感じ?
スケートリンクを普通に歩こうとすると、足は外へ外へと荷重がかかるので、股が開いて転ぶのを防ぐため、足の内側に余分な力がかかりますよね(イメージできます?)。
その状態で起こる負荷がフローリングで歩いているワンコ達の足に常にかかります。
走ったり曲がったり、段差を昇ったり飛び降りたりしようとすると、足が外向きにいかないよう、自然に膝を内側に入れる負重をかけることになります。
そうしていると、だんだん膝の靱帯や筋肉への負担が大きくなるので、膝蓋骨が外れやすくなる・・・というわけです。

あまりひどくなって日常生活に不具合が大きくなるようであれば手術も検討することになります。

手術まではしなくて大丈夫なワンコで、関節をサポートするサプリメントを使うとか、養生でビワ温灸とか、マッサージとか、いろいろ手段を講じていくことも大切ですが、日常生活で、できるだけ足に負荷がかからないよう工夫することも大切です。

膝蓋骨が収まる溝は、子犬から成長していく過程で、骨が成長していくとともに溝も形成されていきます。なので、成長期こそ、膝に余計な負荷をかけずに正しく骨の成長を促してあげることが必要です。

可能なら、フローリングにカーペットを敷いてもらうことがベストになりますが、実際はなかなか難しいもの。
それでしたら、例えば、ソファーの上り下りをする子は、ソファーの下にラグをしいて、上り下りするときに、滑らないようにしてあげるだけで、足の負担はずいぶん軽減されます。

階段の上り下りは危険なので勧めませんが、してしまっている場合は、やはりすべり止めが有効です。
あと、おうちの方が外出から帰宅したときに、玄関で歓迎会をするワンコの場合、玄関にもラグマットを敷いてください。
食事をする、お水を飲むエリアも何か敷いてあげると楽です。
おうちの中でボール投げをする場合、ボールを投げた先に壁があると、ぶつからないようにと急ブレーキをかけます。その時もかなり後肢に負荷がかかります。
壁際にマットを敷いてあげると、急ブレーキをかけずにSTOPできるので、犬の動きが全然変わります。
追いかけっこをする場合、直進方向に走る場合はまだいいのですが、急に向きを変えたり、Uターンするポイントがわかっていれば、その地点が滑りにくいようにするとスムーズです。実際にやってみると、ワンコの動きが変わりますよ。

あとは、膝蓋骨脱臼があるからと、運動制限をしたり、体重を増やさないようにダイエットをし過ぎるのもいかがなものかなと思っています。

骨や関節は靱帯で繋がれ、筋肉に包まれています。
靱帯や筋肉が丈夫でないと、骨は体を支えることができません。
単にフード量を減らすダイエットの場合、摂取カロリーも減りますが、摂取するタンパク質量も減ります。
なので、体重が落ちるとき、脂肪も落ちますが、筋肉も落ちます。
筋肉が落ちると骨の安定性が崩れるので関節の負担が大きくなり、歩きたくなくなります。

食べたものの栄養は、使わない組織には分配してもらえません。
歩きたくなくなると、筋肉を使わないので、筋肉に十分な栄養が回ってきませんから、さらに筋肉が落ちます、、、悪循環です。

ダイエットが必要なワンコの場合、例えばドライフードを減らした分、お肉をトッピングするとか、ドライフードよりもウェットフードのほうがたんぱく質の加工度が少なく、吸収率が上がるはずなので、小さいワンコであれば、缶詰を使って、良質のタンパクをしっかり摂ることも重要。

散歩は、普通に外を真っすぐ歩く分にはOKですし、土のある空き地やグラウンドのようなところなら、もっと踏みしめやすくなります。

リードの引っ張りの強いワンコを引っ張り返すと足に変な踏ん張りが出るので注意が必要ですが、人でいうウォーキングをしっかりしないと、屋内の動きだけでは足の筋肉は鍛えられませんもんね。そんなイメージです。しっかりあるくと体幹が鍛えられるので、全身のバランスが良くなります。

体幹を安定させるなら、当店で販売している【歩けるくん】もお勧め。
シニアワンコ向けと思われがちですが、膝蓋骨脱臼を抱えているワンコで使用すると、ずいぶん足取りが改善するケースもありますよ。

https://www.charcoal-shop.jp/product-list/49

全身の筋肉量が増えると、安静時の基礎代謝が増えるので1日のカロリー燃焼量が増えますから、溜まっていた皮下脂肪が使用され、いい感じに体重が落ちたり、体重が落ちなくても体が引き締まって体形が変わります。健康的な感じになります。

我が家のトイプードルのるいちゃん、10歳になりますが元気いっぱいです。
実はそこそこ重度な膝蓋骨脱臼があるのですが、元気がいい分、後ろ足はマッチョに筋肉が発達しているので、ほとんど日常で困ることはありません。

私の経験論になりますが、ご参考になれば幸いです。

シニアワンコの皮膚病

14歳、シニアワンコさん。

数年前から皮膚トラブルがあり、最初は季節性だったのが、段々と慢性傾向に。

近年、アレルギー性皮膚炎でよく使われる痒み止めのアポキルを必要に応じて使いながら、治まりが悪いと抗生剤を使ったり、シャンプー療法を併用したり。

1年前より甲状腺ホルモン剤も使いながらなんとなく一進一退の煮え切らない状況が続いていたのですが、先日、2カ月ぶりに往診に伺うと、いつもは動きも緩慢で、寝ているときもある子が、スタスタと玄関までお出迎え。

毛艶もツヤツヤで表情もとても良く、明らかに数か月前よりも若返っている!!

私はできるだけお薬を使わないで治療できたらなと持ってはいますが、必要な時には普通に薬物療法もしています。

現代医療+代替療法のイイトコ取りを狙っています。

ここ数カ月はアポキルや抗生剤に水素サプリである【レナトス】を加え、胸元の皮膚のべたつきには【マリンナノファイバーペットケアジェル】を使ってもらっていたのですが、段々足取りが重くなってきて、リビングのフロアでも踏ん張りが弱い時があるとのことだったので、3か月前より【歩けるくん】も使用してもらっているんです。

これは、おそらくすべてのことがプラスの相乗効果になったのではないかと思っています。

水素➾活性酸素の消去、および毛細血管の血流改善。

アレルギーやアトピーなど、皮膚の炎症性トラブルを鎮静化させ、なおかつ毛細血管の血流はしっかり保つことで、皮膚の再生を促す狙い。

マリンナノファイバーペットケア➾キチンの作用で皮膚表面の保湿効果を促して肌表面のバリア機能を正常に保ちつつ、これもキチンの作用で傷んだ皮膚の再生を狙う。

歩けるくん➾首輪を装着するだけで、体幹が安定して転びにくくなる。筋力の衰えたシニア犬や、関節にトラブルを抱えたペットなど。日常生活やフローリングなどで歩きやすくなる。

現状、なんとアポキルからも離脱でき、薬物治療は甲状腺ホルモンのお薬のみとなりました。

(当然ですが、皮膚治療を開始してから間もなく、フードの見直しもしてもらっています。皮膚トラブルの解決のためには栄養はとても大事)

◎ここからは私の勝手な考察。

水素サプリメントは半年ほど前から使ってもらっていました。最初は反応がよく感じていたのですが、私が願っているほどの良い効果が出ていませんでした。

そこでゴワゴワ、べたつきのある皮膚の表面の環境を少しでも改善させ、皮膚のバリア機能を取り戻すために使ったマリンナノファイバーを使用。実はマリンナノの前には、【ヒノケアforプロ ローション】を使ってもらっていたんです。しばらくはこのローションでとてもうまくいっていました。
たぶん、体質が変わってきてヒノケアでは限界があり、今はマリンナノとの相性がよかったのだと思います。ケア用品も見直しが必要です。

皮膚のべたつきがひどい時は、抗真菌作用のある医薬品シャンプーも併用していました。

そして、足取りが重くて日常生活がちょっと大変に感じでいたストレスが、歩けるくんの力で解消され、歩行の “ストレス”という要因から解放された。

“ストレス”という環境下では“活性酸素”が多く発生します。

この活性酸素を消去する目的が水素。

皮膚トラブルの炎症をひかせる目的で水素サプリを飲んでもらったのですが、他のストレスや炎症・ダメージがあると、体内で発生した水素が他の臓器のために使われて、本来の狙いである皮膚で有効活用できていなかったのかもしれません。

歩きがしっかりして本人も元気を取り戻し、元気になったことでご飯も美味しく食べ、しっかり歩くことで筋力もUPして新陳代謝も上がる。それによって栄養がしっかり行きわたるようになるし、”歩き”のために使われていた水素が皮膚でしっかり利用できるようになり、相乗効果で全身の健康を取り戻したのではないかな、と。

あくまでこれは私の勝手な考察ですよ。

でも実際に14歳にもなって、こんな艶々した毛の元気な姿を見ると嬉しくなってしまいます。

全てのペットがこのようにうまくいくわけではないですが、治療が願う方向に向かっていないときも諦めずに私についてきてくださった飼い主様に感謝です。

冬場は皮膚病が鎮静化する傾向がありますから、春になったらまた、ちょっと苦労するかもしれませんが、それまでに体力をしっかりつけてもらって、うまく乗り切っていけたらなと思っています。

【レナトス】https://www.charcoal-shop.jp/product/295

【ヒノケアforプロ ローション】https://www.charcoal-shop.jp/product/68

【歩けるくん(STEP-EQT)】https://www.charcoal-shop.jp/product-list/49

※マリンナノファイバーペットケア製品は、動物病院専売品のため、ネット通販での掲載不可商品となります。

ちゃこーるぐれいの実店舗に足を運んでいただくか、ネット通販のお問い合わせフォームよりご連絡いただければと思います。

【お問い合わせ】https://www.charcoal-shop.jp/contact

薬漬けは嫌だよね・・・

往診先での一コマ。

そのワンコさんは1歳の頃にひどい皮膚病に悩まされ、近隣の動物病院での治療では思うように改善しなかったので、皮膚科の専門医を受診していたことがあるとのこと。
各種検査を行い、新しい投薬治療を行ったのですが、思ったほど改善が見られず、フードの変更を勧められたので処方食にしたのですが、すぐ下痢をしてしまう。
フードの変更をするのですが、そのたびに下痢をして苦労していたとのこと。
被毛の艶も悪くなり、毛が薄くなったことから、さらに投薬が増え、どんどん投薬が増えていくわりには期待するほどの改善がないことから、投薬そのものに不安が生じ、飼い主様の判断で投薬を全て止めてしまったのだそう。
結局、投薬を止めてしまったほうが皮膚の調子が良くなり、投薬に不信感を感じ、自然療法の先生に少しお世話になった時期もあったそうなのですが、遠方でオンライン診療だったこともあり、ご縁あって私が診察することになりました。
(私は自然療法はほとんどしておりませんが・・・)


足の指の間がかなり赤く、でもほかの部位といえば、背中にところどころ脱毛斑がある程度。
飼い主さんは投薬治療をできるだけ避けてほしいというご要望だったので、私が提供したのはキチンが主成分のジェル(マリンナノファイバーペットジェル)と、水素のサプリメント(レナトスST)、整腸作用を促すサプリメント(クロノーブ)のみ。


指間は舐めると唾液で汚れてしまい、もっと痒くなってしまうので、できるだけ洗って生活を保つようお願いし、ジェルは背中の脱毛部位に塗ってもらい、皮膚の新陳代謝を活発にする。
水素は活性酸素の消去に役立つので、体内での炎症の火消し役になるから、痒い、赤いといった皮膚症状の改善を狙う。痒くなければ舐めなくなるので、舐めなくなれば皮膚は改善していく・・という作戦。
お腹が元々弱いので、整腸作用のサプリメントを使いながら、この子に合ったフードを飼い主様ご自身でリサーチして、納得いくものを探してもらう。
そんな感じで治療開始しました。

1カ月後には背中の脱毛部位に少し発毛傾向が見られ、指間も頑張って洗ってもらっているのと水素サプリが効いてきたのか、舐める頻度が減ってきた様子。
3カ月も経つと、背中の毛はすっかり生え、指間の赤みもかなり良くなりました。

そろそろ1年くらいのお付き合いになりますが、おかげさまで、飲んでいるものは水素のサプリメントのみ。
途中でお耳のケアが必要になったことから、漢方処方のローションを使ってもらい、ケアしてもらっています。

私は往診獣医ですが、普通に薬は車に積んでおり、必要であれば普通に処方しています。

ただ、自分自身が【病院嫌い】【医者嫌い】【薬嫌い】なので、できれば薬を使わないでなんとかしてあげたいよな、というのが基本姿勢です。

急性のトラブルは薬物治療をした方が解決が早い。
短期のトラブルも、切れ味よく解決したほうがよければ薬物治療をした方が解決が早い。

長期のトラブル・慢性的なトラブルは、必要な薬は使いつつも(場合によっては使わない)、プラスアルファでサプリメントを使うとか、オゾン療法を始めとしたケアを追加するとか、根本的にフードを見直すとか。そんな感じでやっていくと、意外とうまくいくケースが多いんですよね。
現代獣医療は診断技術が昔と比べると格段に上がっており、沢山の複雑な”病名”が生まれたなーって思います。
新しい薬も沢山開発され、治療方法も増えました。
でも【どうしてそのような病気になったのか】と考えると、実は、病気ってそこまで複雑ではないんじゃないかな、って思います。
生き物の体を樹木に例えると、病気やトラブルは枝葉に起こる問題で、萎れた歯を回復するために栄養剤を撒いたり、虫が喰ったら農薬を撒いたりすることは、葉っぱがなくなったら枯れちゃうから必要なのだけれど、本来は幹の部分や根の部分にアプローチして、樹木そもののの健康状態を管理していけば、葉っぱも青々として、多少虫に喰われてもそれに負けないくらい新芽が芽生えてくれるのではないかなと思っています。
仕事の仕方が往診という形態になって、患者様の層が少し変わったこともあるかもしれませんが、往診診療を始めた7年前と比べると、本当に使う薬の種類が減りました。

処方されたお薬を止めるのは、薬の種類によっては危険です。
でも、できるだけ少ないお薬で体調管理ができるよう、できるならばお薬に頼ることなく健康管理ができるようになるといいですよね。
そのためには、元気なうちから、少しづつでいいから日頃の生活を見直したり、食生活を見直したり、健康について目を向けて情報収集することが大切じゃないかな、それが【セルフケア】なんじゃないかな、って思います。

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※レナトスSTはオンラインショップで販売しています。
https://www.charcoal-shop.jp/product/295

(マリンナノファイバーペットジェルとクロノーブ、漢方処方のローションはネット通販掲載不可商品のため、ご興味があるかたは店舗にご来店いただくか、下記のURLよりお問い合わせください。)
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