筋膜リリースとお腹の不調
うちの店の受付には、看板犬の『シチュー』がいます。
店長の愛犬ですが、当店の癒し担当です。
4月から導入を始めた『メディセル筋膜リリース』の器械。
実際に施術を受けてくれるワンコたちの反応が素晴らしいものだから、それを目の当たりにしてるうちのスタッフ達、自身のワンコもいつまでも健康であってほしいと、就業時間外でせっせと施術をしているようです😁
で、最近の店長からの報告話。
『先生~♬、シチューにメディセルやったら、お腹の調子がよくなったんです~♪』
『へ~、すごーい?!』
シチューさんは食欲旺盛ワンコ。
でも最近、便の最後のほうが若干緩いのが気になっていたとのこと。
本人はいたって元気なんですよ。
筋膜リリースって、体表面の筋肉の周りの筋膜を緩めてリンパ液を流れを良くし、むくみを取ったり、疲労物質を流したり、筋肉をほぐしたりする目的だと思うのですが、お腹の調子が良くなるなんて!!
6月18日のインスタにもあげていましたが、店長は今、薬膳の勉強をしているので、東洋医学の観点から、この梅雨の時期は体に『湿(しつ)』といって、水分が貯まってしまうことで、巡りが悪くなり、胃腸の不調や皮膚病が出るんですよ、ってお伝えしていたのですが、この『湿(しつ)』が改善することで、全身のむくみが取れるだけでなく胃腸の調子がよくなるなんて♬
西洋医学的に考えた場合でも、胃腸が正しく活動するためには、自律神経のうちの『副交感神経』が優位に働く・・体がリラックス状態になる・・ということがても重要。
筋膜リリースで全身の筋肉のこわばりが取れると、身体が緩むので副交感神経優位になります。
そして、筋膜リリースで体表のリンパの流れがよくなる。リンパの流れは全身に繋がっているので、おそらく直接触れていない内臓・全身のリンパの流れも良くなるはずですから、胃腸のむくみも取れるでしょうから、さらに胃腸の活動も正常になるんじゃないかな、なんて考えてみました。
とすると、この筋膜リリースって、めちゃくちゃ可能性を秘めた施術なのではないかと。
冷えやこわばり、神経痛や腰痛のペットはもちろんだけど、
例えば慢性的な皮膚病の子とか(あまり重度で皮膚表面を擦ると刺激になりそうな場合は難しいけど)、腎機能が落ちている子とか(特に定期的に点滴している場合などは全身の体液の巡りがわるくなりますしね)、神経系のトラブルを抱えた子とか(絶対にリラックス効果(=副交感神経優位)が得られますから、過剰な神経の興奮を抑えられないかな)、今回のように胃腸の不調がなんとなく改善しないときとか。。。
筋膜リリースの施術は医療行為ではないため、明確に効能をうたうことはできないのですが、さまざまな体調不良の補完のケアとして、そして、体調不良が出ないようにするための【未病ケア】として、大きな可能性を感じている私なのでした(^-^)