獣医師コラム

【シニアケア】シニア期の足腰ケアについて

足腰が弱ってきたと感じたときに考えること

シニア期になると、
「後ろ足がふらつくようになった」
「立ち上がるのに時間がかかる」
「散歩に行きたがらなくなった」
「滑りやすい床で足が開いてしまう」

といった変化が見られることがあります。

もちろん関節疾患や神経疾患などが隠れている場合もありますので、急激な変化がある場合には動物病院での診察を受けることが大切です。

そのうえで、多くのシニア犬では加齢に伴う筋力低下が少しずつ進行しています。
特に後ろ足の筋肉は年齢とともに落ちやすく、一度減ってしまうと元に戻すのは簡単ではありません。
そのため、足腰のケアでは「痛みを管理すること」だけでなく、「筋肉を維持すること」を意識することが大切になります。

■ 基本となるケアの考え方

足腰が弱ってきたときに最も大切なのは、筋肉をできるだけ維持することです。
筋肉は使わなければ減ります。
しかし、無理をさせすぎても関節や体への負担になってしまいます。

そのため、
・十分な栄養を摂る
・適度な運動を続ける
・歩ける環境を整える
という3つの視点で考えていくことが大切です。

「歩けなくなったから休ませる」ではなく、
「どうしたら無理なく歩き続けられるか」を考えることが、シニア期の健康維持につながります。

■ まずは筋肉の材料をしっかり補給する

筋肉を維持するためには、まず材料となるたんぱく質が必要です。
シニア期になると食事量が減ることも多いため、若い頃と同じ食事内容では筋肉の維持に必要な栄養が不足してしまうことがあります。
そのため、良質な動物性たんぱく質を十分に摂ることを意識しましょう。
さらに筋肉維持をサポートする栄養素として活用しやすいのがBCAAです。
『アミノファイン』はBCAA(分岐鎖アミノ酸)を補給できるサプリメントです。
BCAAは筋肉の材料として利用される重要なアミノ酸であり、シニア期の筋肉維持をサポートします。
筋肉は貯金と同じです。
若い頃に蓄えた筋肉も、使わなければ少しずつ減っていきます。
今ある筋肉を守るためにも、栄養補給はとても重要です。

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■ 細胞のエネルギー産生をサポートする

筋肉は材料だけでなく、動かすためのエネルギーも必要です。
年齢とともに細胞のエネルギー産生能力は低下していくため、以前より疲れやすくなったり、活動量が減ったりすることがあります。
『コエンザイムQ10』は、細胞内のミトコンドリアでエネルギー産生に関わる成分です。
もともと体内にも存在する成分ですが、加齢とともに減少すると考えられています。
筋肉や心臓など、多くのエネルギーを必要とする組織を支える栄養素として活用されています。
すぐに劇的な変化が出るものではありませんが、毎日の積み重ねが体づくりの土台になります。

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■ 散歩は距離より時間を意識する

足腰の筋肉を維持するためには、適度に歩くことが大切です。
ただし、「たくさん歩かせること」が目的ではありません。
若い頃のように長距離を歩かせると、かえって疲労や関節への負担が大きくなることもあります。

シニア期では、
「どれだけ歩いたか」ではなく、
「どれだけ無理なく体を動かせたか」
が大切です。

散歩は距離よりも時間を意識し、その日の体調に合わせて調整してあげましょう。
また、緩やかな上り坂は後ろ足の筋肉を使いやすくなるため、無理のない範囲で取り入れることもおすすめです。
筋トレのために山登りをする必要はありません。
毎日の散歩の中で少しだけ後ろ足を意識して使う機会を作るだけでも十分意味があります。

■ 歩きやすい環境を整える

足腰が弱ってくると、筋力低下だけでなく「滑ることへの不安」も大きな問題になります。
特にフローリングは犬にとって滑りやすく、後ろ足が踏ん張れないことで歩くこと自体が負担になってしまいます。

本来であれば歩ける力が残っていても、
「滑るのが怖い」
「立ち上がる時に力が入らない」
という状態になることで活動量が減り、さらに筋肉が落ちる悪循環につながることがあります。
そのため、シニア期では筋肉や関節のケアだけでなく、安心して歩ける環境を整えることも非常に重要です。

特に、
・よく歩く動線
・寝床から水飲み場までのルート
・立ち上がる場所
などは優先的に見直してあげると効果的です。

『ダイナグリップシート』は、滑りにくい床環境づくりをサポートするマットです。
床で足が流れてしまう負担を減らし、立ち上がりや歩行時のストレス軽減につながります。
足腰のケアというとサプリメントや運動をイメージされることが多いですが、実際には「滑らず歩ける環境づくり」も非常に大切な要素です。
歩くことが苦痛にならない環境を整えることで、筋肉を使う機会を維持しやすくなります。

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■ 歩く力を維持するサポート

後ろ足が弱ってくると、
「歩きたい気持ちはあるのに足がついてこない」
という状態になることがあります。

その結果、歩く時間が減り、さらに筋肉が落ちるという悪循環に入ってしまいます。
『STEP-EQT 歩けるくん』は、後肢の動きをサポートしながら歩行を補助するためのアイテムです。
後ろ足への意識が入りやすくなり、歩行のサポートとして活用されています。

実際にシニア犬や神経疾患のある子に使用されることも多く、
「歩ける時間を維持する」
「筋肉を使う機会を維持する」
という目的で取り入れられています。

足腰のケアで大切なのは、歩けなくなってから使うことではなく、歩けるうちから活用することです。

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■ さらにケアをお探しの方へ

症状や状態によっては、市販されていないケアや、より専門的な対応が必要になることもあります。

・外用ケア
・サプリメント
・専用のケア用品 など

その子の状態に合わせて、一般には出ていないケアを組み合わせていくこともあります。
状態に合わせたケアの考え方や選び方を、わかりやすくご案内しています。

獣医師専売品や未掲載のケアについては、こちらで詳しくご案内しています。
※ご登録後、すぐにご案内メールが届きます。
※メールアドレスは今回のご案内のみに使用いたしますのでご安心ください。

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■ 他のお悩みからも探す

ほかの症状やお悩みからも、その子に合うケアを探すことができます。

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■獣医師に個別相談をすることもできます

「最近なんとなく元気がないけれど、年齢のせいなのかな?」
「どのケアから始めればいいかわからない」
「サプリメントやセルフケアの優先順位を知りたい」
という方へ。

シニア期の変化には、加齢によるものもあれば、病気のサインが隠れていることもあります。
また、年齢・体質・持病・生活環境によって、必要なケアの優先順位は変わります。

獣医師による個別カウンセリングでは、ちゃこーるぐれいを運営している獣医師が、現在の状態やお悩みを整理しながら、その子に合ったケアの方向性を一緒に考えていきます。

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■より詳しく知りたい方はこちらもご参考ください。

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